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R.I.P. Mary Travers of Peter, Paul and Mary

ピーター、ポール&メアリー(マリー)のメアリー・トラヴァースが亡くなりました。享年72歳。
彼女は04年から白血病と闘っていました。骨髄移植で一度は回復して舞台に復帰したのですが、残念ながら完全に克服はできなかったようです。
PPMは60年代のフォーク・ブームで最も成功したグループであったと同時に、公民権運動やヴェトナム反戦へ声を上げた音楽家たちの中心的な存在でした。
また、彼らに先んじたキングストン・トリオのクリーンカットなルックスとは異なり、ブロンドのストレート・ヘアのメアリーと髭面の男性2人というPPMは視覚的にもグリニッチ・ヴィレッジそのもので、ボヘミアンなフォーキーのイメージを全国に、外国に広めることにもなりました。

僕は兄が高校生のときにPPMスタイルのフォーク・トリオをやっていて、彼らのアルバムをすべて集めていたおかげで、それらのアルバムで数多くのフォーク・ソング、ディランをはじめとする当時のソングライターから、伝統歌や宗教歌までを知ることができました。それらは僕の音楽知識の基礎を成すものになっています。そのことにも感謝しながら、ご冥福を祈りたいと思います。


Peter Paul & Mary - Blowin in the wind


Mama Cass, Mary Travers & Joni Mitchell - I Shall Be Released

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*Facebook の status update とリンクしているので、主に英語で tweet してますが、日本語の tweet への RT や reply は当然日本語で書いてますので、どうぞよろしく。

~小生への原稿依頼や問い合わせは以下のメール・アドレスまでどうぞ~
taddihno@gmail.com

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I talk about Ry Cooder & Nick Lowe concert in London on Warner Music Japan website.

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11月に日本にやってくるライ・クーダー&ニック・ロウを7月初めにロンドンで一足早く観ました。
こちらで紹介するのがすっかり遅れてしまいましたが、そのコンサートの話をワーナー・ミュージック・ジャパンのウェブサイト「ワーナー・ミュージック・ライフ」のライ・クーダー来日記念ページでワーナーの担当氏の質問に答える形で話しています。

また、その欧州ツアーを終えてLAに帰ったライに電話をしてインタヴューもやりました。そのインタヴュー記事は「Player」誌の10月発売号に掲載されます。

来日公演の詳細はウドー音楽事務所のページへ。

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My dream duo has become a reality - Rosanne Cash & Bruce Springsteen

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僕にとっての文字通り「夢の組み合わせ」であるロザンヌ・キャッシュとブルース・スプリングスティーンの共演曲がデジタル・シングルで発売されました。ドン・ギブソンのヒット曲のカヴァーです。

iTunes Music Store Japan の URL:
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=326948673&s=143462

これは10月発売のロザンヌ・キャッシュのアルバム「The List」からの先行シングルです。
この新作はロザンヌにとって初のカヴァー・アルバム。ジョニー・キャッシュの長女であるロザンヌですが、実のところ10代のときはビートルズとカリフォルニア・ロックを聴いていました。そんな彼女が18歳になったとき、父親が米国ルーツ音楽を勉強しろと「100 Essential Country Songs」のリストを作ってくれたのです。アルバム・タイトルはそのリストのこと。ロザンヌはそれを「100 Essential AMERICAN Songs」とも呼べるものだと言っています。
ゲストにはスプリングスティーンの他に、エルヴィス・コステロ、ウィルコのジェフ・トゥィーディ 、ルーファス・ウェインライトが参加しています。

1. “Miss the Mississippi and You”
2. “Motherless Children”
3. “Sea of Heartbreak” (w/ Bruce Springsteen)
4. “Take These Chains From My Heart”
5. “I’m Movin' On”
6. “Heartaches by the Number” (w/ Elvis Costello)
7. “500 Miles”
8. “Long Black Veil” (w/ Jeff Tweedy)
9. “She’s Got You”
10. “Girl From the North Country”
11. “Silver Wings” (w/ Rufus Wainwright)
12. “Bury Me Under the Weeping Willow”

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Free download: "Low Rising," by The Swell Season.

スウェル・シーズンのアルバム「Strict Joy」から、「Low Rising」が無料ダウンロードできます。

"Low Rising," by The Swell Season.

米国では10月27日発売。日本盤はソニーから出ますが、現時点ではまだ発売日未定のようです。

Previous entry: Glen & Marketa sing 6 new songs from upcoming album "Strict Joy" (out in Oct) - The Swell Season @NPR Tiny Desk Concert.

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Jonathan Demme film "Neil Young Trunk Show"

ジョナサン・デミ監督が再びニール・ヤングのコンサート映画を撮りました。
07年12月、フィラデルフィアのタワー劇場(僕が05年にスプリングスティーンのソロを観た会場)での2日間のコンサートを収録したもの。バンドはドラムズがまだクレイジー・ホースのラルフ・モリーナですが、あとは現在のバンドと同じ顔ぶれです。
予告編にも「Mellow My Mind」が出てきますが、めったに演奏されない曲も6曲フィーチャーとのこと。

それにしても、7月にロンドンのハイド・パークで観たニールのライヴは本当に素晴らしかった。間違いなくこれまでの人生で観たコンサートの中でも最上位のひとつに挙げられるもので、終盤に演奏された「Down By The River」には圧倒されてしまいました。今年初めの豪州ツアーでは素通りでしたが、なんとか日本にも来てほしいですね。

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なお、11月2日には「アーカイヴズ・パフォーマンス・シリーズ」の12巻目(途中が飛んでいますが)として、92年のアクースティック・ソロ・ツアーから編集した「Dreamin’ Man」が出ます。
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