« Neil Young videos & new releases | Main | Abigail Washburn & The Sparrow Quartet in Beijing »

John Hall is a Congressman now, while Kinky Friedman lost for the governer of Texas

_mg_4125_200 Orleans1972
Now and Then (with Orleans in 1972)

米中間選挙は民主党が下院の過半数を制する結果となりました。上院はこれを書いている段階ではまだ決していませんが、いずれにせよ上院も議席数が拮抗するので、ブッシュ政権はレーム・ダック(死に体)になります。まあ民主党主導に変わっても、イラクの問題などはすぐに好転するとは思えませんが、良い方向に向かうように願いましょう。
ところで、今回現職を破って当選した新人議員の中にNY州19区のジョン・ホール氏がいます。そうです、元オーリアンズのジョン・ホールが下院議員になってしまったのです!
彼が立候補しているのはもちろん知っていました。ジャクスン・ブラウン、ボニー・レイット、地元に住むピート・シーガーらの推薦のEメールが日本の我々のところにも届いていたからです。しかし、共和党からの対立候補のスー・ケリー女史は94年からずっと議席を守ってきた現職で、とても勝てるとは思いませんでした。選挙資金も相手の130万ドルに対して、ジョン・ホールは8月末の時点で24万6千ドルと5分の1以下だったのですから。それが 51%-49%という際どい差で勝利したのです。
ジョンは79年にジャクスン、ボニー、グレアム・ナッシュらとMUSE(安全エネルギーのためのミュージシャン連合)という反原発団体を立ち上げ、「No Nukes」コンサートを行ってから、音楽活動と並行して環境問題の運動家としての活動を始めました。
ハドソン河沿いの原発建設を止める運動を成功させたこともあれば、89年から2年間アルスター郡の議員を務め、90年代後半にはソウガティーズの教育委員会の一員に2度選ばれてもいます。地元に密着した活動を続けてきたわけです。
その結果、今年9月の民主党の予備選で4人の候補がいながら、48%もの票を獲って民主党候補に選出されました。
ですから、芸能人が知名度を利用して・・・というのとはちょっと違うわけです。
もちろん彼より有名な友人のジャクスンやボニーらが選挙資金調達のためのコンサートや集会に出演したりして助けてきましたが。

Dsc_0016Dscf0033
Jackson Browne Fundraiser Weekend;Little Steven & John Hall

そういえば、04年に再選を目指すブッシュ大統領がキャンペーン・ソングにオーリアンズのヒット「Still The One」を断りなく勝手に使い、ジョンがその差し止めを法的に訴えるという事件もありました。ジョンはその1件について「グーグルで検索するだけで作者の僕が民主党員であることくらいすぐわかるのに」と、自分たちのやりたい方向だけにしか目が向かない現政権の姿勢の現れのひとつだと語ってました。
この選挙戦でジョン・ホールが訴えた3つの主な政策はイラクからの撤兵、国民皆保険、環境問題(代替エネルギーの推進)でした。これからの活躍を期待しています。
勝利宣言のスピーチの最後はリトル・スティーヴンの(そしてジャクスンも頻繁に歌う)「I Am A Patriot」[真の愛国者だからこそ、主義にとらわれず、正義を求めていくというメッセージの歌]を歌って締めくくられたそうです。

R113860044

一方、テキサス州知事に立候補していたシンガーソングライターであり、人気ミステリー作家の我らがテキサン・ジューイッシュ・カウボーイ、キンキー・フリードマンは5人の候補の中で4位の結果に終わりました。12%の票を獲ったそうです。
昨年アラモの砦で出馬宣言したときは、誰もが冗談だろうと思ったのに対し、(民主でも共和でもない)独立候補としての出馬に必要な条件の1ヶ月で45,540人という署名を集めることに成功し、随所にユーモアを交えながらも本格的な選挙戦を展開してきました。
ジミー・バフェット、ウィリー・ネルスン、ライル・ラヴェットらの仲間が応援して、民主党候補と競るくらいの人気を集め、共和党の現職知事の背中がちらっと見えたという時期もあったようですが、人種差別ととられた冗談を撤回しなかったこと、候補者が揃った討論会で冴えなかったことが致命的だったと分析されています。
オースティンでは「次のテキサス州知事」だと盛り上がっていましたけどね。全体としては保守的なレッド・ステートのテキサスではやはり受け入れられませんか。


右のアルバムは選挙のキャンペーンのチャッチフレーズ「Kinky for Governor, Why the Hell Not.(キンキーを知事に。いいじゃねえかよ)」を表題にしたキンキーの曲の
カヴァー集です。
Why the Hell Not...: The Songs of Kinky Friedman [Compilation]
1. Get Your Biscuits In The Oven - performed by Kevin Fowler
2. Sold American - performed by Lyle Lovett
3. Wild Man From Borneo - performed by Charlie Robison
4. Rapid City, South Dakota - performed by Dwight Yoakam
5. The Gospel According To John - performed by Jason Boland & The Stragglers
6. They Ain't Makin' Jews Like Jesus Anymore - performed by Todd Snider
7. Lady Yesterday - performed by Bruce Robison & Kelly Willis
8. Ride'em Jewboy - performed by Willie Nelson
9. Homo Erectus - Asleep At The Wheel & Reckless Kelly

|

« Neil Young videos & new releases | Main | Abigail Washburn & The Sparrow Quartet in Beijing »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32918/12613110

Listed below are links to weblogs that reference John Hall is a Congressman now, while Kinky Friedman lost for the governer of Texas:

» 米中間選挙 下院民主党圧勝 [王様の耳はロバの耳]
上院、残り2州で接戦 米中間選挙、大詰めの攻防(朝日新聞) - goo ニュース 今朝のTVでニュースを見る 米国の中間選挙の結果であるがまだ開票中である しかし大勢は判明した まず下院が総議席435のうち民主党227、共和党195で過半数を制した 上院は100議席の内50議席を確保、共和党49が確定しているが残る1議席は再集計の見込みで結論は大分先となりそう 目下の状況でもブッシュ大統領は下院で少数与党とな�... [Read More]

Tracked on November 09, 2006 at 10:01 AM

« Neil Young videos & new releases | Main | Abigail Washburn & The Sparrow Quartet in Beijing »