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a photo from Great High Mountain concert

ghm_encore11.jpg

Ralph Stanley & all cast

使い捨てカメラで撮ってスキャンし、トリミングした写真なので、クオリティはご容赦を。

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I bought 40 tracks @iTunes Music Store

日本にいながらして、Appleの「iTunes Music Store」から40曲をダウンロード購入した。

未だ日本版が始まっていない iTunes Music Store だが、ご存知の通り米国内に請求先住所のあるクレジット・カードを所有していないとアカウントが作れないので、米国外に住む我々は利用できない。
ところが、そこに抜け道があるのだ。プリペイド・カードまたはギフト・カードを使用すれば、日本からでも購入する手段がある。

今回僕はEベイに出品されていたギフト・カードを落札した。
40ドル分を36ドルで落札し、Paypal で支払い、コードだけをEメールで知らせてもらったので、余計な手数料は一切かからず、1割安の値段で40ドル分を入手することに成功したのだ。

さて、使い方だが、まずコードを入力して次のページにいくと、新規利用者はここでアカウントを作ることになる。
この場合は米国内であれば、どんな住所と電話を入れてもかまわない。架空でも大丈夫のようだが、僕は定宿にしているNYのホテルの住所と電話を入れておいた。
これでアカウントができれば、あとはクリックで購入するだけ。

いやー、これは人気がでるはずだわ。ダウンロードのスピードも一瞬だし、実に楽ちんだ。

何を購入したかというと、僕はアナログ・レコードで育った世代で、パッケージ・ソフトに愛着がある人なので、CDで発売されているものをダウンロードで買うつもりはまったくない。
「Exclusive」となっているiTunes Music Store でしか入手できない音源が欲しかったのだ。
40ドルで40曲。これは安いね。

以下が購入リスト。参考までに。もちろんすべて「Exclusive」ものだ。

Richard Thompson - 3 Live tracks
Los Lobos - 2 Live tracks
Tom Petty & The Heartbreakers - 2 Live tracks
Bob Dylan - 4 tracks EP (Live & Alternate Mix)
Counting Crows - 5 tracks Live EP
U2 - 3 Live tracks EP
R.E.M. - Vancouver Rehearsal Tapes (5 Tracks)
Dashboard Confessional featuring Michael Stipe - 2 Live Tracks from MTV2
Ryan Adams - Moroccan Role - EP (3 tracks)
Ani Difranco - Swim (Live)
Liz Phair - Live from the Chicago Store EP (3 tracks)
The Flaming Lips - Exclusive EP (7 tracks)

ダウンロード後、さっそくCDRを焼いてみた。これもクリック一発で実に簡単。
そして、そのCDRを聴いてみたが、オーディオ・マニア的な高音質を求めていない音楽ファンである僕には十二分に良い音だ。

プリペイド・カードは米国の Target という全国チェーンのディスカウント・スーパーの店頭で売っている(オンライン・ショップでは扱っていない)。僕は来月渡米の予定があるので、買いこんでくるつもり。
これからしばらくはiTunes Music Store prepaid card が最もトレンディなアメリカみやげになると予測しておこう。

それにしても、国内盤CDの高い定価を揺るがしたくないばっかりに、iTunes Music Store 日本版の進出に抵抗しているらしい日本のレコード協会は本当に愚かだとしか言えないな。

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"Great High Mountain Tour"

この「Great High Mountain Tour」は、「オー・ブラザー」のサントラの大ヒット(現在までに800万枚突破)を受けて、2002年に行われた「Down From The Mountain」ツアーの続編的なもの。
今回はこちらもTボーンが音楽を担当し、アパラチアのマウンテン・ミュージックをフィーチャーした映画「コールド・マウンテン」と「オー・ブラザー!」からの曲を中心にしたコンサートという説明がされていた。

僕は「Down From The Mountain」ツアーを02年8月にLAのグリーク・シアターで観ている。
御大ラルフ・スタンリー、観客動員の要のアリスン・クラウス&ユニオン・ステイション、ザ・ホワイツ、ノーマン&ナンシー・ブレイク夫妻、ナッシュヴィル・ブルーグラス・バンドはそちらにも出演していた。
ただ、前回はエミルー・ハリス、リッキー・スキャッグス、デル・マッコリー・バンド、パティ・ラヴレス、ロドニー・クラウェル、会場によってはロザンヌ・キャッシュといったブルーグラス/カントリー/アメリカーナの世界ではかなり人気の高いアーティストがずらりと揃ったオールスター・キャストのコンサートだったのに対し、今回は新人、若手を積極的に起用し、これらの音楽が現在形で生き続けていると示すことがTボーンのねらいのようだ。

3時間のパフォーマンス全編を振り返るとすごい長文になってしまうので、皆さんに馴染みの薄いアーティストたちだけ紹介しておく。
もちろんアリスンの甘美な歌声にはとろけそうになったし、ユニオン・ステイションの演奏はもちろん素晴らしい。ラルフ・スタンリーの歌声には背筋をぞくぞくさせられる。といったことは言うまでもないだろう。

コンサートは「コールド・マウンテン」にフィーチャーされて話題を呼んだセイクレッド・ハープ・シンガーズで始まる。
50人以上が舞台に上がり、実際に生で聴くと凄い迫力だった。指揮はティム・エリクセンが担当。これだけの人数を連れてツアーをしているのかと驚かされたのだが、各地で地元の人たちを加えているとのこと。
ということは、全米各地でまだセイクレッド・ハープ・シンギングを歌い継いでいる人たちが結構いるわけだ。

オラベルはTボーンのレーベル、DMZから「Ollabelle」でデビューしたNYのグループ。女性歌手の一人はザ・バンドのリヴォン・ヘルムの娘エイミーだ。
ルーツ音楽を自由な感覚で歌い演奏するといったグループだが、デビュー作ではゴスペルを多く取り上げている。
ヴォ-カル・ハーモニーに力があるので、生で聴いて魅力的なグループだった。

ダーク・パウエル、ライリー・ボウガス、ティム・エリクセンのトリオは「コールド・マウンテン」のサントラで一緒に録音した組み合わせ。
パウエルとボウガスはマウンテン・ミュージックを今に継承する代表的なアーティスト。
パウエルはティム・オブライエンとよく共演しているし、そのつながりでカラン・ケイシーらのアイリッシュのアーティストとも交流がある。また、有名なケイジャン・バンド Balfa Toujours の一員でもある。新作「Time Again」が出たばかり。
「コールド・マウンテン」の音楽に大きく貢献したエリクセンはエレクトリック・トラッド・バンド、コーデリアス・ダッドの一員としても知られている。
休憩時間に客席に出てきたので、ちょっと話をしたが、コーデリアス・ダッドは現在休止中。一時期大学で民俗音楽を教えていたが、それも今は辞めて、ソロ・アーティストとしての活動に専念しているそうだ。新作は「Every Sound Below」。

リールタイム・トラヴェラーズは3年前にテネシー州ジョンスン・シティで結成された若手のオールドタイム・ストリングバンドで、「コールド・マウンテン」のサントラにフィーチャーされている。新作「Livin' Reeltime, Thinkin' Old-Time」が先月発売されたばかり。
フィドルの女の子はかなり達者なクロッグ・ダンスも披露する。

シエラ&コディ・ハルは12歳のマンドリンを弾く妹と14歳のギターを弾く兄のコンビ。まだ小柄でマンドリンがギターくらいの大きさに見えるシエラちゃんだが、その腕前は見事なもので観客に大受けしていた。

あと、ひとつだけ書き添えておくと、ノーマン・ブレイクの2曲がインストだったのは喉を痛めていたため、元気だったらカーター・ファミリーの曲などを歌うところだった。

なお、プロデューサーのTボーンの姿は舞台上に見えず。全公演に同行しているわけではないのだろう。
ミュージカル・ディレクターのボブ・ニューワースはいるはずだが、確認できなかった。

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A Message From Bruce Springsteen

先月26日にゴア前米国副大統領がニューヨーク大学での講演において、ブッシュ政権のイラク政策を痛烈に批判する演説を行ったが、ブルース・スプリングスティーンはその演説の原稿を自分の公式ウェブサイトに転載した。

「この演説が提起する問題は、僕らの国が向かっている方向を心配するあらゆるアメリカ国民に検討される必要がある。ファンのために僕は喜んでここに転載するよ」

Billboard news - Springsteen Posts Gore's Anti-Bush Text

Springsteen's official site - brucespringsteen.net

ゴア氏の演説は長いので、英語を読むのがしんどいという人には、その講演を伝えたニュース記事を。

from CNN 「ゴア氏、政府のイラク政策痛烈批判 政権幹部の辞任要求

ところで、レーガン元大統領の死去で、この数日アメリカでは大統領選に向けての政策論争を一時休止している状態だが、このタイミングにブッシュ政権への批判演説を転載したのは、明らかに意図的だろう。
メディアの大半はレーガンの業績の賞賛に忙しいが、スプリングスティーンの作品(特に「Nebraska」と「Born In The USA」)はレーガノミックスのもたらした負の部分をリアルに描いていた。
レーガン時代のアメリカが本当にバラ色の時代だったのか、労働者階級の人たち、移民の人たち、そして中南米諸国の国民に訊いてみればいい。
まったく異なる答えが返ってくるはずだ。

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Ray Charles hit the road to Heaven at 73.

レイ・チャールズが亡くなった。享年73歳。

通信社からのニュースなどでは、死因は肝臓の病気からの合併症と発表されているが、その病気とは癌だったそう。
昨年半ばから病気療養中だったが、近く復帰が期待され、ツアーの予定も組まれているとも聞いていたので、筆者には突然という印象だが、家族や親しい友人はもう長くないだろうと知っていたという。

彼の偉大な業績は今更説明の必要もないはず。
50年代にリズム&ブルーズにゴスペルの要素をたっぷりとりこんで、60年代以降のソウル・ミュージックの成立に最大の貢献をしたアーティスト。
また、ジャズからカントリーまで幅広い音楽とのクロスオーヴァーにも積極的に取り組んだ。
まさに20世紀のポピュラー音楽の流れを変えた最重要人物である。

そして、その素晴らしい黄金の歌声はまさにアメリカの人間国宝。
スティーヴィー・ウィンウッド、ヴァン・モリスン、ジョー・コッカー・・・、多くのロック歌手のお手本でもあった。

レイの歌声なら、僕は24時間365日聴き続けられるね。


追悼記事は以下などを参照されたし。

Billboard - Ray Charles Dies At 73

New York Times - Ray Charles, Bluesy Essence of Soul, Is Dead at 73

Rolling Stone - Ray Charles Dies, American icon was seventy-three

ローリング・ストーン誌の記事には数号前の「American Icons」特集号に寄稿されたヴァン・モリスンのレイ・チャールズを賞賛する文章が引用されている。

なお、レイの残した素晴らしい音楽をあらためて聴くには、彼と独占的に契約して過去7年間カタログのリイシューを進めてきたライノ・レコードの追悼ページを入り口に。

Rhino's Ray Charles Tribute Page

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T-Bone Burnett presents "Great High Mountain Tour" @Wolf Trap Filene Ctr., Vienna, VA on June 2nd

http://www.thegreathighmountaintour.com/

Amazing show!!

[Setlist]

ACT I
1. Sacred Harp Singers - I'm Going Home
2. Sacred Harp Singers - Idumea
3. Ollabelle - Before This Time
4. Norman Blake - (a fingerpicking tune)
5. Norman & Nancy Blake - (a flatpicking tune)
6. Nashville Bluegrass Band - (a fiddle-led inst tune)
7. Nashville Bluegrass Band - (a Bill Monroe song)
8. Nashville Bluegrass Band - (an acapella gospel song)
9. Nashville Bluegrass Band - (a mandolin-led inst tune)
10. Dirk Powell, Riley Baugus & Tim Eriksen - I Wish My Baby Was Born
11. Dirk Powell, Riley Baugus & Tim Eriksen w/ 2 members from Ollabelle - The Cuckoo
12. Reeltime Travelers - Little Bird of Heaven
13. Reeltime Travelers - Old Joe Clark (feat. Clog dance by fiddler Heidi)
14. Reeltime Travelers - Like a Songbird That Is Fallen
15. Sierra & Cody Hull - (a song)
16. Sierra & Cody Hull - (an inst tune)
17. Alison Krauss + Union Station - (a song)
18. Alison Krauss + Union Station - Bury Me Beneath the Willow
19. Alison Krauss + Union Station - A Man of Constant Sorrow

ACT II
20. Alison Krauss + Union Station - Down To The River To Pray
21. Alison Krauss + Union Station - A Living Prayer
22. Alison Krauss + Union Station w/Sheryl White & Sierra Hull - Jesus Hold My Hand
23. Dirk Powell, Riley Baugus & Tim Eriksen - Wayfaring Stranger
24. Dirk Powell, Riley Baugus & Tim Eriksen - (a fiddle-led inst)
25. Ollabelle - Storms Are On The Ocean
26. Ollabelle - John The Revelator
27. Alison Krauss, Amy Helm & Fiona McBain (of Ollabelle) - Nobody But The Baby
28. The Whites w/Jerry Douglas - (a song)
29. The Whites w/Jerry Douglas - Makin' Believe
30. The Whites w/Jerry Douglas - (a song)
31. Alison Krauss w/ Dan Tyminski - You Will Be My Ain' True Love
32. Alison Krauss w/ Cheryl White & (Ollabelle pianist) Glenn Patscha - The Scarlet Tide
33. Alison Krauss +Union Station - (a song)
34. Ralph Stanley w/Nashville Bluegrass Band & Norman Blake - (a song)
35. Ralph Stanley - Oh Death
34. Ralph Stanley w/Nashville Bluegrass Band & Norman Blake - Girl From the Greenbriar Shore

ENCORE
35. Ralph Stanley & All Cast - Angel Band
36. Ralph Stanley & All Cast - Amazing Grace

曲名が全部わからず、すみません。
時間ができたら、内容について書きます。

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Suzanne Vega meets 50 cent!!

スザンヌ・ヴェガの〈Tom's Diner〉は90年にDNAリミックスで大ヒットして以来、多くのアーティストに繰り返しサンプリングされてきた。
近年でもデスティニー・チャイルド、リル・キム、ルダクリスなどに使われ、あの曲をサンプリングしたトラックは今や30を数えるという。

その最新版があの「The Grey Album」(ジェイZの「Black Album」とビートルズの「White Album」のミックス)で話題をさらったデンジャー・マウスの手によるもので、人気絶頂の強面ラッパー、50セントのトラックに〈Tom's Diner〉を乗せたものになっている。

スザンヌのオフィシャル・サイトから できる。

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Suzanne Vega @Joe's Pub in NY on June 1st

今夏の世界ツアーの初日となった地元NYのクラブでの公演。
数日後にはハンガリーのブダペストに飛び、数万人の観客が集まるスティングの野外コンサートの前座で欧州ツアーが始まった。

僕はこれまでのすべての東京公演の他、ロンドンでも観たことがあるが、地元NYで観るのはデビュー・アルバム発売直後の85年5月にボトム・ラインで行われたギグ以来、19年ぶり。長年のファンとして感慨深いものがあった。
トイレで出くわしたベースのマイクにそう話すと、彼もあのボトム・ラインでのギグはよく覚えているとのこと。あれがアルバム・リリースのお披露目的なギグだったからだろう。

スザンヌの成功は80年代後半以降の女性シンガー・ソングライターたちの台頭を導いたわけだが、この晩に彼女の歌を聴きながら、スザンヌのような個性は他にいないな、とあらためて強く感じた。
93年に3度目のインタヴューをしたとき、彼女が「自分が感じていることを語るとき、センチメンタルにも、ロマンティックにもならないように気をつけている」という発言をしたことが今も印象に残っている。
その言葉に表れている対象との距離のとり方とか表現方法の選び方が、彼女の個性になっているのだ。

この日の選曲は今夏のツアーの基本的なセットリストになるものらしく、その「流れ」を確認するため、2回公演だったが、ほぼ同じ内容を繰り返したそう。
8月17日に再びNY公演があるので、そのときには「もっとスポンテニアス」なセットリストにすると約束していた。
自ら「最もイカレたアルバム」と呼ぶインダストリアル・フォーク(笑)・アルバム「99.9F」からが4曲と最も多いのに注目。

Late show (21:30) Setlist
1. 99.9F
2. Marlene On The Wall
3. Caramel
4. When The Heroes Go Down
5. Gypsy
6. (I'll Never Be) Your Maggy May
7. Penitent
8. The Queen And The Soldier
9. Behind The Blue Eyes (a cover of The Who song)
10. Solitaire
11. Pilgrimage
12. Blood Makes Noise
13. In Liverpool
14. Luka
15. Tom's Diner
Encore:
16. Have You Met Miss Jones (written by Rogers and Hart)

Her band
Bass: Mike Visceglia
Drums: Doug Yowell
Guitar: Billy Masters

M9, M16(エラ・フィツジェラルド版で覚えたそう)は、ビル・フリゼールがミュージカル・ディレクターを務める「Century of Song」コンサートの03年版に出演した際のレパートリーから。この日の7時からのショウではハル・デイヴィッド&バート・バカラックの〈Look of Love〉も歌われたそう。
この「Century of Song」は独ノルトライン・ヴェストファーレン[NRW]州のルール地域トリエナーレ[Ruhrtriennale]の一環として昨年、今年と行われたコンサートで、スザンヌはエルヴィス・コステロらと共に昨年参加。今年はコステロ、リッキー・リー・ジョーンズ、ロン・セクスミスらが出演した。
終演後にスザンヌとちょっとだけ話す機会があったが、そのコンサートのレコード化の話もあるそう。

なお、スザンヌの久しぶりの来日は来春にどうか、という誘いがプロモーターから来ているとのこと。

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Greetings from USA

1日より合衆国に来てまして、NYで1泊し、現在は首都ワシントンにいます。

その間に、例の著作権法改正が修正もされずに可決されてしまい、大変残念です。
ま、この件はまた書きます。

昨夜スザンヌ・ヴェガを見まして、今晩はTボーン・バーネット・プロデュースの「Great High Mountain」ツアーです。

コンサートの報告は随時ここにアップしますので、またチェックしてみてください。

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