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The Death of Emmet Till

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12日の日本の新聞各紙の国際面に、49年前に米南部ミシシッピ州で当時14歳の黒人少年が複数の白人に虐殺された事件について、米司法省が再捜査を始めると10日に発表した、というニュースが載せられていた。
この事件は55年8月に同州の小さな町で起こった。シカゴから夏休みに親戚を訪ねていた少年が雑貨店のレジにいた経営者の妻である白人女性に口笛を吹いたことが怒りを買い、就寝中に連れ去られた少年はリンチを受けて惨殺された。数日後に川でむごい姿の死体が見つかり、雑貨店の経営者ら2人が逮捕されるが、陪審員が全員白人の裁判によって無罪となった。その2人は数ヵ月後に雑誌の取材に答え、少年を殺した事実を認めたにもかかわらず、彼らが改めて罪を問われることはなく、既にこの世を去っている。
被害者の少年の名前を朝日新聞の記事は何故か明記していなかったが、読売新聞は書いていた。その名前はエメット・ティル。
そう聞けば、このブログに興味を持つような方にはピンとくるだろう。これはボブ・ディランにとっての最初のトピカル・ソングとなった作品〈The Death of Emmett Till〉(または〈Ballad of Emmett Till〉)で歌われている事件なのである。

The Lyric of "The Death of Emmett Till"

この曲は残念ながらディランのオリジナル・アルバムには収録されておらず、フォークウェイズが72年に発売したLP「Broadside Ballads, Vol. 6: Broadside Reunion」で62年3月録音版(The Blind Boy Grunt 名義)が陽の目を見た。
現在このアルバムはCD化されていないが、フォークウェイズ音源はそれを管理するスミソニアンが注文に応じてカスタムCDを作ってくれるので、入手が可能だ。

Various Artists - Broadside Ballads, Vol. 6: Broadside Reunion (Folkways Records – FR5315)

「歌が時代を変えた10年 ボブ・ディランの60年代」アンディ ギル (著), 五十嵐 正 (翻訳)

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